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日本芸術院会員
二紀会理事長
日本美術家連盟常任理事



1934(昭和9)年
7月10日 山本(足立)康・信子の長男として東京府東京市大森区新井宿2丁目1472番地に生まれる。父康は建築史家・美術史家。母信子は鏑木清方などに師事した日本画家。姉と弟の三人きょうだい。

1941(昭和16)年
12月29日 父(足立康)・死去、享年44。

1948(昭和23)年
3月 東京都武蔵野市吉祥寺1丁目17番2号に転居する。

1950(昭和25)年
8月31日 母・信子死去、享年50。

1953(昭和28)年
2月 第5回日本アンデパンダン展(東京都美術館)に《晩夏》を出品する。主催一読売新聞社

1954(昭和29)年
2月 第6回日本アンデパンダン展(東京都美術館)に《庭》を出品する。この作品は、鳥海青児・野口彌太郎の推薦で『週刊読売』の表紙画となる。主催一読売新聞社

1955(昭和30)年
3月 第7回読売日本アンデパンダン展(東京都美術館)に《三人》を出品する。

1956(昭和31)年
3月 第8回読売アンデパンダン展(東京都美術館)に《砂丘の植物》を出品する。
同月 東京都立武蔵高等学校を卒業する。
4月 武蔵野美術学校(現在の武蔵野美術大学)教員養成科に入学する。
10月 最初の個展、山本貞個展を東京・日比谷画廊で開催する。

1957(昭和32)年
2月 第9回読売アンデパンダン展(東京都美術館)に《モンスーン風土的作品》2点を出品する。
6月 第5回ニッポン展(東京都美術館)に《顔》を出品する。
9月 夏目雅史・山本貞・和田英克3人展を東京・日比谷画廊で開催する。
10月 第11回二紀展(東京都美術館)に《青い円》を初出品、初入選する。

1958(昭和33)年
3月 第10回読売アンデパンダン展(東京都美術館)に《発生》を出品する。
同月 武蔵野美術学校教員養成科を卒業する。
4月 栃木県河内郡上河内村小倉中学校教諭となる。
10月 第12回二紀展(東京都美術館)に《庭園》が入選、第1室に陳列される。
1959(昭和34)年
2月 第11回読売アンデパンダン展(東京都美術館)に《壁》《濤(なみ)》を出品する。
3月 栃木県河内郡上河内村小倉中学校を退職する。
4月 早稲田大学文学部美術専攻に入学する。
10月 第13回二紀展(東京都美術館)に《ヴァーミリオンの夜(1)》を出品、入選する。

1960(昭和35)年
3月 第12回読売アンデパン!ダン展(東京都美術館)に《蝶の主題による白のパーテション》《蝶の主題による
黒のパーテション》を出品する。
10月 第14回二紀展(東京都美術館)に《降》を出品、入選する。

1961(昭和36)年
10月 第15回記念二紀展(東京都美術館)に《デモンの壁1》《デモンの壁2》を出品、入選する。

1962(昭和37)年
2月 早稲田大学文学部美術専攻を中退する。
3月 第14回読売アンデパン!ダン展(東京都美術館)に《極楽寺》を出品する。
10月 第16回二紀展(東京都美術館)に《日本(祭)》を出品、入選する。

1963(昭和38)年
10月 第17回二紀展(東京都美術館)に《邪宗祭(茜)》《邪宗祭(翠)》が入選、二紀賞を受賞する。

1964(昭和39)年
5月 第6回現代日本美術展(東京都美術館)コンクール部門に《邪宗祭(鬼ノ面)》を出品、入選する。
9月 山本貞個展を吉祥寺・みつぎ画廊で開催する。
10月 第18回二紀展(東京都美術館)に《邪宗祭》が入選、二紀会同人に推挙される。
同月 山本貞個展《邪宗祭》を銀座・旭化成銀座ショップギャラリーで開催する。
11月 渡米。主にニューヨークに留学する。

1965(昭和40)年
4月 アート・スチューデンツ・り一グ(ニューヨーク市)に学ぶ。
10月 第19回二紀展(東京都美術館)に、《マツリ(黒のなかにある)A》・《マツリ(黒のなかにある)B》をアメリカから出品する。

1966(昭和41)年
10月 山本貞個展がワシントンD.C.のギャラリー・オブ・アーツで開催される。
同月 第20回記念二紀展(東京都美術館)に《教会壁画のための下絵(炎)》をアメリカから出品、同人努力賞を受賞する。

1967(昭和42)年
1月 アメリカから帰国する。
3月 山本貞個展〈カラード・スネーク>を銀座・文藝春秋画廊で開催する。
9月 コンファランスニ紀を結成する。
10月 第1回中央美術団体受賞作品展(札幌・北海道立美術館)に《教会壁画のための試作(炎)》を推薦出品する。主催=文部省・北海道教育委員会
同月 コンファランスニ紀のメンバーによるシーズン・オフ展を京橋・下村画廊で開催する。
同月 第21回二紀展(東京都美術館)に《TOPLESS》を出品、同人努力賞を受賞する。
12月 シーズン・オフ展大阪展を大阪・現代画廊で開催する。

1968(昭和43)年
10月 第22回二紀展(東京都美術館)に《なんて邪悪なあなた》を出品する。この作品はr朝日ジャーナル』の表紙画に用いられる。以後、たびたび作品がr朝日ジャーナル』表紙画に使用される。

1969(昭和44)年
3月 第1回三多摩二紀展(立川ビル画廊)に出品する。
同月 第5回国際青年美術展(池袋・西武百貨店)に《TheHand》を出品、入選する。
5月 コンファランス二紀のメンバーによる人間会議店を銀座・シロタ画廊で開催する。
同月 第9回現代日本美術展(東京都美術館)コンクール部門に《5月はいない》を出品、入選する。
9月 山本貞個展<手・たとえばあたなの>を銀座・文藝春秋画廊で開催する。
10月 第23回二紀展(東京都美術館)に《いつから始まったのだろう》《ドビッシーを聞こう》を出品、同人努力賞を受賞する。
12月 第4回ジャパン・アート・フェスティバル〈日本芸術祭>国内展示(東京国立近代美術館)に《THE HAND》を出品、入選する。

1970(昭和45)年
3月 第2回三多摩二紀展(立川ビル画廊)に出品する。
同月 第4回ジャパン・アート・フェスティバル(パリ・チェルヌスキ美術館)に《THEHAND》が出品される。
10月 第24回二紀展(東京都美術館)に《ランドスケープ・S》《ランドスケープ・C》を出品する。

1971(昭和46)年
3月 第14回安井賞展(池袋・西武百貨店)に《ランドスケープT》が入選する。
5月 第10回現代日本美術展(東京都美術館)コンクール部門に《ザ・ランドスケープT》を出品、入選する。
10月 第25回記念二紀展(東京都美術館)に《風景画一W》《風景画一丁》を出品する。
11月 山本貞個展〈ザ・ランドスケープ>を銀座・文藝春秋画廊で開催する。
同月 東京都世田谷区太子堂4丁目17番10号701に転居する。

1972(昭和47)年
3月 第15回安井賞展(池袋・西武百貨店)に《風景画一W》《風景画一丁》が入選する。
6月 72新鋭選抜展(日本橋・三越本店)に《少女のある風景》を選抜出品する。
9月 山本貞個展が新宿・紀伊國屋画廊で開催される。
10月 第26回二紀展(東京都美術館)に《U.S。A。一'72〔アメリカ風景〕》《窓》を出品、黒田賞を受賞する。
11月 山本貞個展が大阪・大阪フォルム画廊で開催される。
12月 フジテレビ番組・テレビ美術館r山本貞・有人と無人の風景」に出演、放映される。

1973(昭和48)年
2月 第8回昭和会展(銀座・日動サロン)に《アメリカ風景(B)》が入選、優秀賞を受賞する。
同月 第3回現代日本新人作家展(日本橋・高島屋)に《空》《森の風景》を選抜出品する。
3月 第16回安井賞展(池袋・西武百貨店)に《窓》が入選する。
6月 '73新鋭選抜展(日本橋・三越本店)に《正午の風景》を選抜出品、優賞を受賞する。
同月 第10回太陽展(銀座・日動サロン)に《人形の立つ箱》を招待出品する。以後、日動展、サロン・ド・アブリル展などとともに出品を重ねる。
9月 第7回現代美術選抜展(徳島県郷土文化会館ほか)に《窓》を推薦出品する。主催一文化庁
10月 第27回二紀展(東京都美術館)に《歩いてきた少年》《U.S.A.一'73》を出品、』二紀会会員に推挙される。
12月 フジテレビ番組「山本貞・零への志向」に出演、放映される。

1974(昭和49)年
2月 第9回昭和会展(銀座・日動サロン)に《端くれの風景》を賛助出品する。
3月 第17回安井賞展(池袋・西武百貨店)に《ガラスごしの風景》が入選する。
5月 第11回日本国際美術展(東京都美術館)国内部門に〈複製、映像時代のリアリズム〉に《屋上の視角》を招待出品する。
同月 二紀会員展(日本橋・三越本店)に《路端》を出品する。
6月' 74新鋭選抜展(日本橋・三越本店)に《ノーボディ(ニューオリンズにて)》を選抜出品、再び優賞を受賞する。
10月 第28回二紀展(東京都美術館)に《アメリカ・記念日》《アメリカ・廃屋地帯》を出品、文部大臣賞を受賞する。

1975(昭和50)年
1月 鴨居玲・藤田吉香・山本貞三人展が新宿・紀伊國屋画廊で開催され、《その時問》《海にむかう鉄路》など5点を出品する。
2月 第10回昭和会展(銀座・日動サロン)に《無人風景(シアトル)》を賛助出品する。
3月 第18回安井賞展(池袋・西武百貨店)に《アメリカ・記念日》が入選する。
10月 第29回二紀展(東京都美術館新館)に《無名の風景(1)》《無名の風景(II)》を出品する。
11月 第1回東京展(東京都美術館新館)に《影》を招待出品する。

1976(昭和51)年
3月 第19回安井賞展(池袋・西武百貨店)に《無名の風景(II)》が入選する。
同月 山本貞個展〈子供たちの予感>が銀座・彩壺堂で開催される。
同月 山本貞編・解説r巨匠のデッサンセザンヌ』が学習研究社から刊行される。
4月 国連貿易開発会議(UNCTAD)の初日カバー(記念封筒・切手)を制作する。
10月 第30回記念二紀展(東京都美術館)に《アリス論》《アリス考》を出品する。

1977(昭和52)年
6月 二紀会委員となる(社団法人二紀会通常総会における規約改正による)。
9月 第1回翔紀会展(日本橋・三越本店)に選抜出品する。
同月 第16回国際形象展(日本橋・三越本店)に《無言の丘》などを初めて招待出品する。
10月 第31回二紀展(東京都美術館)に《rアリス考」II》《アリス劇》を出品する。
同月 国立公園協会の委嘱により〈日本の風景>沖縄国立公園を描いた《仲間川原生林》を完成する。

1978(昭和53)年
7月 '78リュミエール展(日本橋・高島屋)に《青い部屋》を出品する。
9月 第17回国際形象展(日本橋・三越本店)に《夏草》などを招待出品する。
同月 第1回現代の裸婦展(銀座・日動サロン、日動画廊)に《無名の花》を招待出品する。
同月 第2回翔紀会展(日本橋・三越本店)に選抜出品する。
10月 第1回世田谷区内在住作家による世田谷美術展(玉川高島屋ショッピングセンター)に《エンジェル》を出品する。
同月 第32回二紀展(東京都美術館)に《虹》《午後》を出品する。

1979(昭和54)年
2月 「明日への具象」展の結成に参加、第1回明日への具象展(日本橋・高島屋)に実行委員として《午後二時グランドで》《ランドスケープ》を出品する。
3月 第22回安井賞展(池袋・西武百貨店)に《虹》が入選する。
7月 第3回翔紀会展(日本橋・三越本店)に《座れる女像》を選抜出品する。
同月 '79リュミエール展(日本橋・高島屋)に《薫風》を出品する。
9月 第18回国際形象展(日本橋・三越本店)に招待出品する。
同月 第2回世田谷区内在住作家による世田谷美術展(玉川高島屋ショッピングセンター)に《五月の無言歌》を出品する。
10月 第33回二紀展(東京都美術館)に《海》《アップル》を出品する。

1980(昭和55)年
1月 第2回明日への具象展(日本橋・高島屋)に実行委員として《おんな》を出品する。
2月 第4回翔紀会展(日本橋・三越本店)に選抜出品する。
3月 『ARTVISION』誌にrあるとき、あるところで」を1981年3月まで10回にわたり連載する。
7月 '80リュミエール展(日本橋・高島屋)に《花夢想》を出品する。
9月 第19回国際形象展(日本橋・三越本店)に《夏空》などを招待出品する。
10月 第34回二紀展(東京都美術館)に《時間・1》《時刻》を出品する。

1981(昭和56)年
2月 第3回明日への具象展(日本橋・高島屋)に実行委員として《時問・II》を出品する。
同月 第5回翔紀会展(日本橋・三越本店)に選抜出品する。
5月 社団法人二紀会理事に選出される。
7月 '81リュミエール展(日本橋・高島屋)に《午後・淡光》を出品する。最終展
9月 第20回国際形象展(日本橋・三越本店)に《花のドレス》などを招待出品する。
10月 『アトリエ』誌にインタビュー〈語る>を1982年12月まで連載する。
同月 第35回記念二紀展(東京都美術館)に《ある時間(1)》《女の風景》を出品、菊華賞を受賞する。
11月 第21回静岡県芸術祭美術部門審査員をつとめる。

1982(昭和57)年
2月 第4回明日への具象展(日本橋・高島屋)に実行委員として《笑う少女》を出品する。
3月 第4回日本秀作美術展(日本橋・高島屋)に明日への具象展出品作《時間・II》が選ばれ出品される。主催−読売新聞社
4月 第6回翔紀会展(銀座・三越)に選抜出品する。
6月 古代文明を探る四人展〈芝田米三・絹谷幸二・伊牟田輕正・山本貞>を銀座・東京セントラルアネックスで開催する。7月名古屋・松坂屋本店に巡回する。
7月 横浜市港北区大曽根台1-17(現住地)に転居する。
10月 第36回二紀展(東京都美術館)に《鳥たちの碑》を出品する。

1983(昭和58)年
2月 第5回明日への具象展(日本橋・高島屋)に実行委員として《鳥たちの碑II》を出品する。
3月 二紀会委員秀作展(日本橋・三越本店)に《百合花》を出品する。
5月 第15回神奈川二紀展(神奈川県立県民ホール・ギャラリー)に出品する。以後出品を重ねる。
同月 第2回英展(田川美術館)審査員をつとめる。
8月 第22回国際形象展(日本橋・三越本店)に《風景》を招待出品する。
10月 第37回二紀展(東京都美術館)に《まどろみの碑1》《まどろみの碑II》を出品する。
12月 日本テレビ番組「美の世界・山本貞〈おんな〉」に出演、放映される。

1984(昭和59)年
5月 第6回明日への具象展(日本橋・高島屋)に実行委員として《庭》を出品する。最終展
6月 小澤清子と結婚する。
9月 第23回国際形象展(日本橋・三越本店)に《真昼の丘》《砂丘》を招待出品する。
10月 第38回二紀展(東京都美術館)に《海蝕(1)》《海蝕(II)》を出品する。

1985(昭和60)年
5月 第1回具象絵画ビエンナーレ(神奈川県立近代美術館)に《風景への供物》を出品する。
6月 「語りかける花十選」をr日本経済新聞』文化欄に連載する。
9月 社団法人二紀会常任理事に選出される。
10月 第39回二紀展(東京都美術館)に《風景へ》《鹿が去っていく》を出品する。

1986(昭和61)年
8月 第25回国際形象展(日本橋・三越本店)に《早春光景》を招待出品する。最終展
10月 第40回記念二紀展(東京都美術館)に《丘陵地帯(1)》《丘陵地帯(II)》を出品する。

1987(昭和62)年
4月 埼玉大学講師となる(翌1988年12月まで)。
5月 社団法人二紀会副理事長に選出される。
10月 第41回二紀展(東京都美術館)に《雑草謂》《私的風景》を出品する。

1988(昭和63)年
10月 横浜美術展〈横浜百景〉(上海美術館)に《大倉山記念館》が出品される。
同月 国立公園79景展〈日本洋画壇の巨匠が描く〉(船橋・西武美術館)に《仲問川原生林》1977が出品される。
同月 第42回二紀展(東京都美術館)に《童女盛装(1)》《童女盛装(II)》を出品する。
11月 テレビ東京番組r私の美術館山本貞」に出演、放映される。

1989(昭和64・平成元)年
3月 昭和の風景・国立公園絵画展(東京ステーションギャラリー)に《仲間川原生林》1977が出品される。主催ー東日本旅客鉄道・財団法人国立公園協会
10月 第43回二紀展(東京都美術館)に《夏至》を出品する。

1990(平成2)年
9月 オデッサ・横浜美術展(ウクライナ・オデッサ東西美術館)に《大倉山記念館》が出品される。開催にあたりオデッサ・横浜美術展実行委員としてオデッサ市を訪問する。
10月 第44回二紀展(東京都美術館)に《ある時間》を出品する。

1991(平成3)年
10月 第45回記念二紀展(東京都美術館)に《七月の庭》を出品する。
同月 第27回神奈川県美術展審査員をつとめる。以降、秋田県展、福岡県美術展、河北美術展など県展や地方展の審査員をつとめることが増えて行く。

1992(平成4)年
3月 個の会を結成、第1回個の会展(日本橋・三越本店)に《状景'92》《庭(1)》《庭(II)》を出品する。個の会は二紀会の作家8名(市野秀樹・遠藤彰子・北久美子・佐々木信平、滝純一、藪野健、山本文彦、山本貞)によるグループ展。
4月 社団法人日本美術家連盟委員に選出される。
同月 第1回春季二紀展(東京セントラル美術館ほか)に《大原の庭》を出品する。
7月 日本洋画再考展〈現代日本洋画家と日本画家との対話〉(東京都庭園美術館)に《百合咲きて》を出品する。主催一財団法人東京都文化振興会ほか
10月 第46回二紀展(東京都美術館)に《夏去りぬ》を出品する。

1993(平成5)年
1月 日本の自然の美名作展(新潟・大和)に《仲間川原生林》1977が出品される。
2月 第2回個の会展(日本橋・三越本店)に《風景考(百合)》《風景考(向日葵)》などを出品する。
10月 第47回二紀展(東京都美術館)に《裏庭》《グラフティ》を出品する。

1994(平成6)年
4月 第3回個の会展(日本橋・三越本店)に《通りすぎる町》《だれもいない時間》《夏の道》を出品する。
同月 第2回春季二紀展(銀座・東京セントラル美術館ほか)に《夏の窓から》を出品する。
5月 山本貞油絵展〈遠のいていく風景〉が日本橋・三越本店で開催され、《老いたる樹》《坂道をはしる少年》《ひとり》《遠のいていく風景》《午後の陽ざし》《夏の窓から》《窓の海景》《樹影》など新作を中心に22点を出品する。
7月 日本テレビ番組r美の世界・山本貞〈光と影〉」に出演、放映される。
10月 第48回二紀展(東京都美術館)に《いつものような夏の日》を出品する。
12月 第38回安井賞展選考委員をつとめる。

1995(平成7)年
3月 第4回個の会展(日本橋・三越本店)に《風のぬける道》《ひかり充ちる午後》を出品する。
10月 第49回二紀展(東京都美術館)に《夏のある日》を出品する。

1996(平成8)年
4月 第3回春季二紀展(銀座・東京セントラルアネックス)に《夏のエチュード》を出品する。
同月 第5回個の会展(日本橋・三越本店)に《地の風景》《二つの坂道》《七月のエチュード》を出品する。
10月 第50回記念二紀展(東京都美術館)に《地の光景》を出品する。

1997(平成9)年
3月 第6回個の会展(日本橋・三越本店)に《時間の風景(丘)》《時間の風景(道)》《秋の譜》を出品する。
5月26日 社団法人二紀会理事長に選出される。
6月 第19回日本秀作美術展(日本橋・高島屋)に二紀展出品作《地の光景》が選ばれ出品される。
同月 美しき日本の自然展(新宿・安田火災東郷青児美術館)に《仲間川原生林》1977が出品される。
7月 第15回宮本三郎記念賞を受賞する。受賞作品は二紀展出品作《地の光景》。
同月 第15回宮本三郎記念賞受賞記念・山本貞展が日本橋・三越本店で開催され、初期の《窓》1972、《アメリカ・記念日》1974、《アリス論》《アリス考》1976などから《夏のある日》1995、《地の光景》19%などにいたる代表作を中心に42点が出品される。8月大阪・大丸心斎橋店を巡回する。主催一財団法人美術文化振興協会・朝日新聞社
10月 第51回二紀展(東京都美術館)に《八月の陰影》を出品する。

1998(平成10)年
3月 第7回個の会展(日本橋・三越本店)に《音のない午後》《冬の道》、パステル《海にむかう道》を出品する。
4月 第4回春季二紀展(東京銀座画廊・美術館)に《四月の讃歌》を出品する。
6月 社団法人日本美術家連盟理事に選出される。
同月 山本貞展〈樹影讃歌〉が銀座・日動画廊で開催され、新作《斜影》《音のない時間》《音のない夕景》《光のエチュード》などや宮本三郎記念賞受賞作《地の光景》19%などの近作、あわせて42点を出品。同月、名古屋日動画廊を巡回する。
同月 第20回日本秀作美術展(日本橋・高島屋)に二紀展出品作《八月の陰影》が選ばれ出品される。
10月 第52回二紀展(東京都美術館)に《水辺の光景》を出品する。

1999(平成i1)年
6月 山本貞の世界展〈光と影の記憶〉が伊東・池田20世紀美術館で開催され、《ペガサス》1952から《河からの微風》1998にいたる代表作50点が出品される。
同月 第8回個の会展(日本橋・三越本店)に《音のない午後II》《木陰の道》《夏のひととき》《尾根の道》を出品する。
同月 第22回安田火災東郷青児美術館大賞を受賞する。受賞作は第52回二紀展出品作《水辺の光景》。
同月 第21回日本秀作美術展(日本橋・高島屋)に個展出品作《光のエチュード》が選ばれ出品される。
8月 『宮本三郎展〈没後25年・写実と幻想の巨匠>〔カタ・グ〕』に「夕映えの赤〈宮本先生の想い出〉」を寄稿する。
9月 第22回安田火災東郷青児美術館大賞受賞記念・山本貞展く凝視された光景〉が新宿・安田火災東郷青児美術館で開催され、初期の《ランドスケープ・S》《ランドスケープ・C》1970、《窓》1972、《アメリカ・記念日》1974などから《地の光景》1996、《水辺の光景》1998などにいたる代表作を中心に61点が出品される。
10月 第53回二紀展(東京都美術館)に《樹影の光景》を出品する。
この年 文化庁ナショナルギャラリー準備委員となる(2001年まで)。

2000(平成12)年
1月 2000両洋の眼展〈21世紀の絵画>(日本橋・三越本店)に《水の風景》を出品する。
4月 第5回春季二紀展(東京銀座画廊・美術館)に《庭》を出品する。
5月 第22回日本秀作美術展(日本橋・高島屋)に個の会展出品作《木陰の道》が選ばれ出品される。
6月 第9回個の会展(日本橋・三越本店)に《陽のあたる道》《道》《水への視線》と〈各々の2000年〉として《そよかぜの道》を出品する。
10月 第54回二紀展(東京都美術館)に《2000年の夏》を出品する。
11月 小松市立宮本三郎美術館開館記念展r宮本三郎故郷にみる実り豊かな軌跡〔カタ・グ〕』にrその才能を時代がいっも要望した〈宮本先生・覚え書>」を寄稿する。
12月 アート最前線25年〈作家とともに>PartII(伊東・池田20世紀美術館)に《忘れられた道》を出品する。

2001(平成13)年
2月 2001両洋の眼展〈新美術主義の画家たち>(日本橋・三越本店)に《地に遊ぶ》を出品する。
3月 特別展・大地の詩〈歌会始御題草によせて>(伊勢・式年遷宮記念神宮美術館)に《地の光景》19%が出品される。
4月 21世紀のメッセージPAR.T-1(銀座・日動画廊)に《野の道》《緑の讃歌》《四月のエチュード》を出品する。
5月 第10回個の会展(日本橋・三越本店)に《道の風景》《早春光景》《午後のエチュード》を出品する。最終展
同月 第23回日本秀作美術展(日本橋・高島屋)に両洋の眼展出品作《水の風景》が選ばれ出品される。
6月 山本貞展〈光と影のエチュード>が日本橋・三越本店で開催され、《水辺の光景》1998、《六月の風》《道の風景》など30余点を出品。7月まで高松と大阪の三越を巡回する。
10月 第55回記念二紀展(東京都美術館)に《里山初夏》を出品する。
12月 挑戦富士を描く展(日本橋・高島屋)に《湖畔富士》《湖畔の花》《夕映富士》を出品する。
この年 国立新美術館運営協議会委員となる(2006年まで)。参議院110周年記念式典画の制作を依頼され、完成する。

2002(平成14)年
1月 2002両洋の眼展〈新美術主義の画家たち>(日本橋・三越本店)に《水路五月》を出品する。
3月 春の四人展〈雨宮淳・大津鎮雄・山本貞・加藤豊>が加須市・サトエ記念21世紀美術館で開催され、《ランドスケープ・S》《ランドスケープ・C》1970、《アリス論》《アリス考》1976、《ある時間》1990、《冬の道》1997、《陽のあたる道》2000など13点が出品される。
4月 第6回春季二紀展(東京銀座画廊・美術館)に《道のエチュード》を出品する。
5月 日韓現代美術展2002(横浜・高島屋)に《里山迫遥》を出品する。以後2008年まで出品する。
同月 第24回日本秀作美術展(日本橋・高島屋)に個の会展出品作《道の風景》が選ばれ出品される。
10月 第56回二紀展(東京都美術館)に《音のない光景》を出品する。

2003(平成15)年
2月 2003両洋の眼展〈新美術主義の画家たち〉(名古屋・松坂屋美術館)に《光の風景》を出品する。
4月 25人の絵画展〈東郷青児美術館大賞25周年記念〉(新宿・損保ジャパン東郷青児美術館)に《時間の風景(道)》1997、《反映》1998、新作《七月の歌》が出品される。主催・損保ジャパン東郷青児美術館・読売新聞東京本社
5月 第25回日本秀作美術展(日本橋・高島屋)に二紀展出品作《音のない光景》が選ばれ出品される。最終展
10月 第57回二紀展(東京都美術館)に《少年のいる夏》を出品する。

2004(平成16)年
2月 2004両洋の眼展〈新美術主義の画家たち>(名古屋・松坂屋美術館)に《風の時間》を出品する。
4月 第7回春季二紀展(東京銀座画廊・美術館)に《光の組曲》を出品する。
6月7日 第60回日本藝術院賞を受賞する。受賞作は第57回二紀展出品作《少年のいる夏》。
10月 日韓現代美術展2004(日本橋・高島屋)に《夏はじまる》を出品する。主催一日韓現代美術展実行委員会
同月 第58回二紀展(東京都美術館)に《丘の光景》を出品する。
12月15日 日本藝術院会員に任命される。二紀会として宮本三郎、田村孝之介についで3人目の就任となる。

2005(平成17)年
2月 2005両洋の眼展〈新美術主義の画家たち〉(日本橋・三越本店)に《藪をぬける道》を出品する。
3月 日韓現代美術特別展〈もってこいの友情のかたち日韓友情年2005記念>(福岡アジア美術館)に《見知らぬ道》を出品する。
同月 特別展・歩み〈歌会始御題によせて〉(伊勢・式年遷宮記念神宮美術館)に《グラフティ》19%が出品される。
4月 日本藝術院会員就任記念・山本貞展〈画業の歩み・自然を描く近作を中心に>が加須市・サトエ記念21世紀美術館で開催され、初期の《ランドスケープ・S》《ランドスケープ・C》1970、《アリス論》《アリス考》1976から《地の光景》19%、《八月の陰影》1997、《水辺の光景》1998、《樹影の光景》1999、《丘の光景》2004などにいたる代表作を中心に36点が出品される。
同月 日本藝術院所蔵による洋画名品展〈筑西市誕生記念>(茨城県・しもだて美術館)に《少年のいる夏》2003が出品される。
10月 第59回二紀展(東京都美術館)に《八月の光景》を出品する。
同月27日 第54回横浜文化賞を受賞する。
11月 《道の風景》2001を伊勢神宮の式年遷宮に奉納、式年遷宮記念神宮美術館に収蔵される。
12月 グランド・クルール展(日本橋・高島屋)に《夏の道》を出品する。
この年 第38回西日本美術展の審査員を高階秀爾、富山秀男、野見山暁治とともにつとめる(3年問)。

2006(平成18)年
2月 2006両洋の眼展(日本橋・三越本店)に《コッツウォルズの樹》を出品する。
3月 特別展・笑み〈歌会始御題によせて〉(伊勢・式年遷宮記念神宮美術館)に《遠のいていく風景》/9%が出品される。
4月 開館五周年記念展(加須市・サトエ記念21世紀美術館)に《樹影の光景》1999が出品される。
同月 山本貞展〈いつか見た森〉が日本橋・三越本店で開催され、《少年のいる夏》2003、《丘に立ちて》《昔からの村》《静寂》など26点を出品。8月まで広島、高松、仙台、福岡の三越を巡回する。
同月 第8回春季二紀展(東京銀座画廊・美術館)に《白い家》を出品する。
10月 第60回記念二紀展(東京都美術館)に《静の光景》を出品する。
11月 シンポジウム・美術と著作権rもっと知りたい美術の著作権」まずは絵画から(横浜市開港記念会館講堂)にパネラーとして出席する。
この年 独立行政法人国立美術館運営委員、国立新美術館評議員となる。

2007(平成19)年
2月 2007両洋の眼展(日本橋・三越本店)に《流水》を出品する。
3月 現代日本画・洋画名家百画展く高島屋美術部創設百年記念>(日本橋・高島屋)に《灯台に向う道》を出品する。
10月 三越美術百選展〈三越美術部100年記念>(日本橋・三越本店)に《花の季節》を出品する。
同月 第61回二紀展(国立新美術館)に《植物群落》を出品する。
12月 山本貞と藤井勉展〈絵画の中にみる子どもの情景>が加須市・サトエ記念21世紀美術館で開催され、《U・S・A−'73》1973、《アリス論》1976、《アップル》1979、《丘陵地帯(1)》1986、《童女盛装(1)》1988、《ある時間》1990、《八月の陰影》1997など子どもを描いた作品が出品される。

2008(平成20)年
2月 2008両洋の眼展(日本橋・三越本店)に《名もなき森》を出品する。
3月 第9回春季二紀展(東京都美術館)に《森の静寂》を出品する。
10月 山本貞展〈透明な風とおる>が銀座・アート・スペースVisionで開催される。
同月 第62回二紀展(国立新美術館)に《輝ける日》を出品する。

2009(平成21)年
1月 2009両洋の眼展〈第20回記念展>(日本橋・三越本店)に《風のエチュード》を出品する。最終展
同月 第13回日美展(銀座・せいほう)に《湖畔静寂》を出品する。
9月 2009アジア・パラアートTOKYO展(池袋・西武百貨店)の記念シンポジウムr今、アジアが出会い新しいアートが生まれる!」にパネラーをつとめる。
同月 神宮奉納美術〈心とかたちV>(伊勢・式年遷宮記念神宮美術館)に《音のない時問》1998、《道の風景》2005が出品される。
10月 第63回二紀展(国立新美術館)に《少年のいる秋》を出品する。
同月 山本貞展〈地の光景>が銀座・日動画廊で開催され、《輝ける日》2008、《八月の光景》《風の光景》《陽だまりの丘》など30余点を出品する。
11月 彫刻家・佐藤栄太郎と日本美術専門学校展(加須市・サトエ記念21世紀美術館)に《樹影の光景》1999が出品される。

2010(平成22)年
2月 ワンダーシニア30展〈現代日本の画家が描く、それぞれの昭和、平成>(横須賀美術館)に《海蝕1》1984、《静の光景》2006が出品される。
3月 第10回記念春季二紀展(東京都美術館)に《緑のアーチ》を出品する。
5月 イロイロ展〈小さい面白い絵>(銀座・松屋)に出品する。
6月8日 社団法人日本美術家連盟理事長に就任する。
同月 山本貞展〈名もなき風景〉が日本橋・三越本店で開催され、《静の光景》2006や《流水》2007など二紀展・両洋の眼展出品作とともに、新作《風の光景II》《光る湖》《七月の光をうけて》《そよかぜ》《春近き岬》などを出品。9月まで仙台、高松、札幌の三越を巡回する。
10月 第64回二紀展(国立新美術館)に《ソサエティー》を出品する。

2011(平成23)年
4月 第1回明日を見つめる芸術展(古河市・古河街角美術館)に《七月の歌》2003が出品される(翌2012年4月の第2回展には《アリス論》1976が出品される)。
6月 NHK教育テレビ番組・日曜美術館「裸婦と戦争画家・宮本三郎の知られざる闘い」に出演、放映される。
同月 23日ミハイ・エミネスク欧州国際文化賞を受賞し、ルーマニア・クライオーヴァ市での授賞式に出席する。
10月 今日の美術展〈東日本大震災復興チャリティオークション〉(新橋・東京美術倶楽部)に《紫の花》を出品する。主催一全国美術館会議・全国美術商連合会・文化庁
同月 第65回記念二紀展(国立新美術館)に《二人の夏》を出品する。

2012(平成24)年
2月 特別展・岸〈歌会始御題によせて〉(伊勢・式年遷宮記念神宮美術館)に《一本だけの樹影》1998、《初秋》2006が出品される。
同月 日光市新収蔵記念美しき日本の風景国立公園の絵画展〈後期〉(小杉放蕎記念日光美術館)に《仲間川原生林》1977が出品される(国立公園協会が前年度解散され、作品が同館に寄贈された)。
4月1日 一般社団法人二紀会理事長、一一般社団法人日本美術家連盟理事長となる(それぞれの社団法人の一般社団法人化にともない)。
同月 アートのまなざし展(熊谷・高城神社高城記念館)に《アリス論》1976が出品される。主催一日本美術専門学校
5月 公募団体ベストセレクション美術2012(東京都美術館)に《ソサエティー》2010を出品、記念座談会「文化としての団体展:その底力の根拠を探る」に出席する。主催一東京都美術館
9月 第1回われらの地平線くいま・新たなる二紀展からの発信〉(日本橋・三越本店)に《光のある風景》《花籠》と小品《花を集めて》を出品する。
10月 第66回二紀展(国立新美術館)に《日本風景(栃木)》を出品する。

2013(平成25)年
3月 第11回春季二紀展(東京都美術館)に《日曜日》を出品する。
5月 現代洋画サミット11展2013(日本橋・三越本店)に《海へ》《蝶》《夏空》を出品する。
8月 第2回われらの地平線くいま・新たなる二紀展からの発信〉(日本橋・三越本店)に《道》と小品《小さな花》を出品する。
10月 第67回二紀展(国立新美術館)に《日本風景(横浜)》を出品する。






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